収監ダイアリー

虚栄心、自己治療、責務、手段、自己実現。晒す限りは活かしたい。

2022年9月2日

9月20日、誕生日おめでとうございます。

稲葉さんからこっそり聞きました。

出来立ての洗濯バサミやら脇汗の染みついた松葉杖やらを贈って差し上げたくもありましたが、今回は気持ちだけ塀の中からハピバスデイ。うまく伝わればいいのだけれど。

 

奇跡のうんこゴーヤの写真拝見いたしました。(いいね、ポチ!)

あばしゴーヤのフリをして実は白長生大れいしだったって…わりとやるもんですね。そのDNAの逞しさ、なんだかカッコーの托卵を思いました。

苦味が強くて味が薄い…その愛されにくさを自覚した上での種の保存戦略なのでしょうか。なんだか泣けてきます。

でも理不尽の中にもきちんと奇跡(うんこ)を見つける小林さんのセンス、素敵です。

ボクも奇跡であるために立派なとぐろをひり出せるよう心を踏ん張っていきたいなと。

 

さてさて、小林さん、ツイッターはじめたんですね。いいなあ。ボクはツイッターが好きです。

こんなところでも呟きたいことは日々ぽこぽこと生まれます。きっと今はアンチ国葬ツイートのあらしなんでしょうね。冠婚葬祭って言葉はあるけれど、国葬にしかり、オリンピックにしかり、桜の会の前夜祭にしかり…葬と祭にだけ張り切る日本。反社かよ。

成人式は18歳になったけど婚姻制度は相変わらず。選択的夫婦別姓すらままならない中で同性婚なんて夢のまた夢。別に結婚を夢みてるわけではありませんが、自民党ってムカつくんですよね。「今はやれないんです。ごめんなさい」ならまだしも「やってます。やってますが何か?」みたいなマイノリティを完無視するような態度にはとても腹が立ちます。

情報はテレビとラジオからだけなので、結果報告されてる感じで、社会参加の実感はいっさいありません。隔絶です。選挙権まで奪わなくてもいいのになあ。ただ、コロナに対しては刑務所、執拗にセンシティブな対策がとられていて(去年はクラスターのため一ヶ月間以上、工場(つまりは刑務所の「役」の部分)が全面中止されたようです)、休みで独房から一歩も外に出ることもないのに部屋ではマスクを着用しなければいけません。外すと怒鳴られます。怒鳴ると飛沫するだろうと抗弁したいところですが、口は災いの元、ぐっと堪えます。ボクは外の病院に受診する機会が多いので濃厚接触者となることが重なりもうかれこれ3回もPCR検査を受けました。いずれも陰性。皆さんも感染されたそうで、陰性化されましたか。お大事になさってください。

 

ボクは冬が苦手でして、寒いのがダメな質なんですが、だからと言って暑けりゃなんでもいいのかっていうとそうでもなく、暑くてもせめて風くらいは欲しくて、今日は湿った肌に心地よいいい風が吹いてます。うちわもいらない。

やっぱり9月っていいですね。

こんな調子であっという間に今年も終わるんでしょう。あっという間というひと言ではすませたくないほど、負の方面に充実した毎日ですが、振り返ると何もかもがあっという間になってしまっているんですよね。

ああ、どうもまとまらない。

今日のところはこのへんで。よい9月をお過ごしください。

 

 

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ディーリア・オーエンズ/ザリガニの鳴くところ

追伸

差し入れ本ありがとうございました。実はこれ読んだことがあって…そして実はその時に小林さんを想っていて…魂の逞しさというか、精神の筋肉のつき方というか、そんなところが美穂子さんっぽいなあと。何がそう思わせたのかもう一回読んで確かめてようと思います。