一人でいることが平気であるとみなされた者は迫害の対象にならない。
そしてその覚悟を持った者は「一人きりだ」とさみしさに折り合う必要もなくなり、そのうち誰とも折り合わなくなる。孤高の人となり、みるみる社会性が失われていく。
仕事も学校も試験も何にもない。ナッシング イズ パーフェクト!やっぱ水木しげるってすげーなあ。
でもボクにはできない。
一人はよくないよなあ。と思ってしまう気持ちがある。
そして…だからつるむ。
だけどここじゃあ共通の話題が「犯罪」になるから、いつの間にか犯罪者のメンタリティに同化してしまう。
あれもダメ、これもダメ、あいつもダメ、お前もダメ。ノーだけを突きつけられる毎日。
今の自分にイエスを言ってあげられるのは、犯罪者仲間だけ。
想像の世界に逃げることもできず、ボクは空を見る。そして出所の日を思う。
ここから逃げ出す自分とそれを出迎える誰か。二者の交錯。
ボクは一人でなくなる。
管啓次郎/本は読めないものだから心配するな
読書は好きだけど、楽しいとは少し(でも確実に)違う。
『燃えるスカートの女』が読みたいと思った。