収監ダイアリー

虚栄心、自己治療、責務、手段、自己実現。晒す限りは活かしたい。

2022年7月11日

矯正指導日の夜はいやがおうでも自分について考えしまう。

Twitterにつぶやけそうな言葉がいくつも思い浮かぶ。

朝まで覚えておけるものなんてあんまりないけど、いつかここを出た時に投稿しようと思っているやつを寝ぼけ眼で枕元においてあるノートに書き留める。

 

スリップしない依存症者なんていない

 

薬物使用者が蔓延るとGDPが下がるって心配するのに、ただのドラッグユーザーを刑務所に入れて税金をアホほど投与することにはなんとも思わないのはどうして?

 

どうして反社に行かなかったのかって?発生と遺伝と好ましい環境という三つのラッキーな偶然が奇妙で複雑な形で重なり合ったおかげ

 

倫理観の問題ではない。全ては肉体的なタイプと気質とエネルギーの問題だ。

 

覚醒剤のあるとこに犯罪があるわけない。犯罪があるとこに覚醒剤がありがちなだけ。

 

部屋をぐるぐると歩いて回っていると頭が冴えてくる。

やっぱりオレは悪くない。悪くないから恥ずかしがる必要もない。堂々としていればいい。背筋が伸びていく。

ボクは普通に回復したくないんだ。回復するかもしれないし、回復しないかもしれない。その危ういどちらにも振り切れるかわからないバランスの上に自分をおいておきたいだけなんだ。その揺れの中に、揺れそのものが存在意義となっている。だから…つまりはボクは回復するわけにいかないんだ。

 

今日はそっち方面に覚醒する一日だった。

 

 

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早助よう子/恋する少年十字軍

「フレッシュで、ぶっ飛んでいて、ユーモラス」これってボクの理想そのまんま。

永作博美が脇役で出ている映画にハズレはないとおんなじように、岸本佐和子と柴田元幸が推薦する本だから間違いない。