まあ不愉快にも耐性がつき、居心地の悪さにもだいぶ馴染んできましたが、いかんせん時間の流れがのろい。一日が非常に長い。誰かが、塀の中の体内時計の進み方は娑婆の4倍くらい遅いと言っていました。楽しさ4倍ならいいんだが、しんどさ4倍なんで滅入っちゃいます。
真面目にやって来年の夏あたりには仮釈をもらって出たい。
出たい。出たい。出たい。その一心をたよりに毎日工場で選択バサミを量産して過ごしています。
洗濯バサミ…100円ショップかなんかで見かけ時にはボクを思い出してもらえればありがたい。
いや別に見なくても、思い出さなくてもいんだけど、たまに手紙とかおもろい漫画とか本とか送ってもらえたら嬉しい。
住所と名前だけで届くはず。差し入れは一回に三冊まで。いつかお礼は出世払い…もとい出所払いするんでよろしく。
切迫感ないなあ。悲壮感も皆無。不全感だけを噛みしめる40代のドリーム。
気がつけば空ばかり見ています。
塀に支えられてないかたぎの青空をいつも夢見ています。
とりあえず生きてます。
元気ではあります。
不全なりにも稲垣さんのハッピーを祈ってます。また会える日を楽しみに過ごしています。
ああ〜甘いもん食いてーー。そんな感じです。
ロザムンド・ヤング/牛たちの知られざる生活
この牧場の牛になりたい。