収監ダイアリー

虚栄心、自己治療、責務、手段、自己実現。晒す限りは活かしたい。

2022年7月5日

いつもの外来受診。

救急ゲートからの隠密受診。

血だらけの救急患者が先客で処置されている。

流血も丸見え。

血とかホント無理。本読んでても、生理とか出産の描写でさえも貧血で倒れそうになる。「塩狩峠」のラストシーンとかスプラッターでしかない。なのに目が離せない。怖い。

くらくらふらふらしながらいつものギブスの取り替え…と思いきや「今日から添木にします」とギブス卒業宣告をうける。

さくさくさばさばとナースがギブスを取り外されていく(見えないけれど)。さよならさえ言えずに別れる恋人達のようだ。

そしてボクは今日から靴を履く現代人間に戻る。

帰ってきたら伊藤さんからの手紙、MSMさんから本三冊、NOさんから一冊、根本さんから一冊の本の差し入れが。

もしかして今日で世界は終わりなのか?

不安になりそうないいことづくめで今日が終わる。

 

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ティム オブライエン/ニュークリア・エイジ

ここでは村上春樹は人気がない。全くもって不人気だ。

完本借りやすくっていいんだけど。

完本の履歴は結構埋まってるのになあ。好きだっていう人には出会ったことがない。刑務所の不思議の一つである。