収監ダイアリー

虚栄心、自己治療、責務、手段、自己実現。晒す限りは活かしたい。

2022年6月22日

朝の光が眩しい。眩しすぎて瞼が開かない。白くぼやけた世界。二度寝に落ちながら、ああ死ぬってのこんな感じなのかもなあと思う。

 

それにしても暑い。暑すぎる。こんなに暑いのになぜくしゃみが出て鼻がつまるのだろう。

鼻をずるずるいわせながら県立病院に出向く。

今日からヒール付きのギブスに変わる。おそるおそるかかとをつける。ふむふむ…歩きづらい。女の人はこんな感覚で歩いているのか。

30分間の運動時間。黙々とひょこひょこ歩く。部屋に戻るとびっくりするほどでかいうんこが出た。快食快眠快便が完成した。とてもうれしい。

 

どうやら今日は夏至らしい。ダニ、蚊…虫たちがうるさい。手足指を刺しまくってきやがる。刺されないのはギブスの部分だけだ。もう全身ギブスで構わないという気にさせられる痒さ。

 

新聞には大阪同性婚訴訟のニュース。別に結婚に惹かれているわけではないが、ここでも法務省に人生の選択を搾取された気分にさせられる。法律ってものはマジョリティの生活しか護らないんだよね。今ある日本の平和はさあ、マイノリティの我慢強さに支えられたものだって自覚は全て国民は持つべきだと思う。

そして、大麻465キロ(末端価格27億円相当)押収の記事。こっちは夢のある話で…とてもいい。

 

 

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奥山淳志/庭とエキース

庭の話なのにどうしてだろう旅に出たくなった。