収監ダイアリー

虚栄心、自己治療、責務、手段、自己実現。晒す限りは活かしたい。

2022年4月17日

ご無沙汰してます。収監されてはや1ヶ月。ご連絡遅くなりました。すみません。

3月10日の判決で一年8ヶ月の懲役を言い渡されました。

検察からの求刑は2年半だったんでけっこう善戦しました。

でももう40代(それも後半に入って)のこのロスは正直痛い。…まあ仕方ありませんが。

今は水戸刑務所にいます。初めての北関東生活。

独房からわずかに見える本日の空は晴れた青ですが風は冷たく肌寒い。寒が戻った?いや、ただ単にボクが二週間分北上しただけなのかもですね。

 

東京拘置所ではコロナの感染者発覚の為しばらくは隔離処遇でした。

ここでも3名の感染が判明し、週明けまで部屋から出ることができず閉居…お風呂もなしです。

コロナの後を追っているのか、コロナを引き連れてきたのか。フォローミー。フォローユー。いずれにせよウィズコロナです。

MSMさんはいかがお過ごしですか。

夜職は順調でしょうか。

こちらはコロナのせいで日課が吹っ飛び、刑務所なのに何もすることがありません。

今日は日曜なので朝7時40分起床でした。午後には2時間の午睡の時間があり、19時過ぎにアモバンを飲んで20時には入眠。いったいどれだけ眠ればいいのだろう。かつての過覚醒の帳尻を合わせているようです。睡眠には贅沢させてもらっています。

ということで悩む時間はたっぷりあって…MSMさんはどうしてボクなんかのためによくしてくれるのか…そんな謎について考えたりしています。

取り敢えず…ボクに何かあるわけではなく、MSMさんがそうできる人だったんだと結論づけることにしました。

感謝です。ありがとうございました。

 

最近はお金について考えています。

生活困窮者支援の現場で働いていた時もいつも思っていたんですが、お金なんだなあと。

留置所で振り込め詐欺出し子や受け子なんかで何度も捕まってる若い子なんかと話しても、お金なんだなあと。

金がすべてじゃないなんて きれいには言えないわ🎵

必要な場所に必要なお金を分配する、そんな精度の高い資本主義の実践力。

MSMさんはボクからしたら感謝と同じくらい尊敬の人です。

なんか上手く伝えられませんが出たらまたちゃんと話したいです。

 

明日は第三月曜日なので夜廻ですね。

路上の人、独房の人、彼らに声をかける人、それを偽善と笑う人…誰が幸せで誰がそうでないのかはわかりません。場所や態度で見極めれるものではないのかもしれません。

でも、こうやって手紙を書く相手がいるボクは今、幸せです…というのはちょっといいすぎかな。不幸ではないくらいにしておこう。

不幸でないことは幸せなのかもしれません。

…………

なんかまとまりませんねえ。まとめずに送ることにします。

すみません。諸々ありがとうございます。

まとまらないし、ままならない日常ですが、お互い元気でいましょう。

 

追伸 「壊れていても面白い」。今年のボクの座右の銘です。これを体現するにあたってMSMさんはヒント的人物であります。

 

 

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中島らも/寝ずの番

今年一番の大笑い。

いつでも元気な薬中でいたい。辛気臭い薬中はあかん。