収監ダイアリー

虚栄心、自己治療、責務、手段、自己実現。晒す限りは活かしたい。

2022年4月8日

うっすらと寒い。だがあの細胞に突き刺さるような冷たさはもうない。

 

今日も作業はない。そしていつものプリントが配られる。

足し算、引き算、掛け算、割り算のワーク…ふう。

もう一枚は、「法や規則を守ることは人間社会でどういうことかを考えてみよう」という課題作文。

自分の信用につながる、生活を安定させる、他者の安心になる、自分を成長させる、社会活動が円滑になる、人間らしくなる、誰かのことを考えることになる、信じることを知ることになる、社会との契約になる、社会に従順な者として可視化される…

こんなもんでいいだろう。

 

新聞の、救急車のサイレンがうるさいという苦情が増えているという見だしにげんなりする。ウクライナの惨状に気分が塞ぐ。

コロナは高齢者にとっては命にかかわる病気だから、高齢者に感染させないためにも若者もワクチンをという記事に、自分たちの都合でものを言いやがってと、憤る。ボクは自分がまだ若者側にいると思っているらしい。

 

規則正しい生活習慣がついた…これは学んで獲得したものではなく、ただ単にこの環境に適応しているに過ぎない。

 

 

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今泉忠明/ざんねんないきもの事典

サイコーにざんねんな生き物…それは人間。