金曜は強制指導日。
この舎房はテレビが設置されていないため教養番組は視聴できず。もちろん感想文も書けない。ラッキー。
ラジオからは録音教材の「職業案内」が流れてくる。建築作業員と塗装業の紹介。大体いつもブルーカラー。学歴、性別、経験不当(前科も含む)。やる気と健康であればニーズはある。五体満足って武器なんだよなあ。その貴重な武器をもう元には戻らない形でボクは傷づけてしまった。
覚醒剤についても触れなきゃならない。
「流れる渇望という川の流れにぽつりと垂らされる釣り糸のような「やめよう」という決心。ボクは薬をやめたいと思っている。…正確に言えば、やめたいし、やめたくないと思っている。…もっと正直に言えば、やめたいとき以外はやめたくない。むしろ使いたいと思っている。「やめたい」がソロで現れることはない。「やめたい」はいつだって「やめたくない」とセットで現れる。それがボクの「やめよう」という決心のあり方だ」
事件という小さな汚点を大きく引き延ばし、反省として伝わるように手を変え品を変え言葉にして取りつくろう。こんなの意味がない。意味はないが根が真面目なんでつい真剣にやってしまう。
内田樹/街場の芸術論
「ファンとはファンを増やすことを主務とする人」と内田樹はいう。
昔、付き合ってた人は内田樹のファンだった。彼女は内田樹に興味のないボクに対し、ぐいぐいと内田樹を推してきた。
きっと内田樹の主張を実践していたのだろう。