収監ダイアリー

虚栄心、自己治療、責務、手段、自己実現。晒す限りは活かしたい。

2022年3月12日

昨夜眠れずに欲望と戦った🎵

そんなシリアスとは無縁な世界。

薬への渇望のご機嫌を伺わなくていいのが収監生活のいいところ。

「使いたい」と「使えない」のワンセットオンリー。「使いたい」は決して「使う」に出会えない。

だけど、本当のホントの話、ボクはこの厄介な渇望君がとても好きなので、彼が聞かん坊のようにバタバタと暴れまわる様をただただ眺め、疲れおさまるのを待つ(つまりは無視する)ことはかなり心苦しい。「わかったわかった。今日だけだぜ」ってやさしく相手をしてあげたい。

これがボクのワンデイだった。

 

夕食の食器の準備をする。まだ昼の2時なのに。そして出てきた食事はわずか5分で食べ終わる。なんだかなあ。

 

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恩田陸/木漏れ日に泳ぐ魚

存在しないことになっている愛の物語。

存在しないことになっている者。例えば薬物依存症者。

いますよちゃんとここに。もしかしたら、今朝あなたが道を尋ねて親切に教えてくれたその人がそうだったのかもしれませんよ。