メモ取りたい言葉がたくさんあったような気がして中村文則のR帝国を読み返す。そしてメモる。
・環境に優しい核を持つべき
・核に汚れた石油は欲しがらない。だから中東に核はおちない
・空爆の死者が二人というのは幸運のはずだ
・互いの宗教をリスペクトしないにしろ互いのタブーにだけは踏み込まず暮らしていた
・石油のある国に独裁者が多いのは他国とって都合が良い。ズブズブの関係で安く石油を手に入れることができる
・温かな声をかけるがなぜ迎えに来ない
・出生率の上がる国は投資が集まりやすい
・国に服従している。自由も限定されている。なのに国は助けない。つまり国のやることに反対すると助けられない
・いざというときにお前たちの国は個人を見捨てる傾向がある。個人を見捨てるという選択をとる国は、そもそも根本にそういう性質を有している。だから時に国に従っていても何かの理由で助けてもらえないときがある
・あさましいと、きみの自意識は彼らと同じように水に群がることをよしとしない。でもそれは自意識だけの理由ではなくきみの生きる意志がそもそも稀薄なんだ
・国という概念が下層はナショナリズムに狂っているが、上層では緩くなっている
・人間は元をたどればアメーバ
・ヘイトスピーチ…あれが表現の自由なら、学校での子供の悪口も表現の自由では?表現の自由とは権力にとって都合の悪いことであっても表現できる自由などをさすはず
・批判するより楽しむタイプの方が生きやすい
・右派は全体の幸福を見る。左派は個々の幸福を見る
・萎縮は伝播する
・善悪ではない。私は自分がそうなりたくないと思う人間になりたくないだけ。こうありたいという人間になろうと努力するだけ
・虐げられている者、飢えで死ぬ人間がいるのに、そこから離れている我々は世界を肯定してしまう
・祖先の遺産で生きている限り、祖先の罪を償い続蹴なければいけない。何度も何度も、いつまでも
・悪という自覚のなさの罪、力なき正義の罪、陰謀を企てる悪の正義
メモだけでノートが1ページ埋まってしまったので今日は日記が書けなかった。読書の秋だから仕方ない。
加藤先生に ジョージ・オーウェルの「一九八四年」をリクエストしたらこの本も好きでしょうと追加で差し入れてくれた。案の定すごくタイプの本だった。
社会を責める立場に共感することでボクはボクで逃げているのかもしれない。